実は、個人年金保険に加入する必要性はありません。
なぜなら、株式投資などの資産運用をした方が効率的だからです。
個人年金保険と資産運用の比較をし、どちらがより良い選択なのかを紹介します。
個人年金保険は不要
私は入社2年目の時に会社に営業に来ていた保険屋のおばちゃんに勧誘されて個人年金保険に加入しました。
月2万円の掛金で、34年後に約1.26倍となって戻ってくるというものでした。
当時の私は1.26倍になるならお得だし、保険料控除も使えるし、加入した方が絶対お得と思って加入しました。
それから約9年後・・・
元本割れ承知で解約をしました。
解約した理由は下記理由から、株式投資を行った方がより良いと気付いたからです。
- 長期の資産運用として見ると個人年金の運用利回りは低い
- 100%元本保証では無い
- 保険料控除には複利が効かない
個人年金保険の運用利回り
毎月2万円の積立を34年間行い、最終的に1.24倍で戻ってくる場合の利回りは約1.4%です。
一方、これまでの米国株式の年間リターンは約8%です。
個人年金保険の場合と比べて、利回りは5倍以上にもなります。
個人年金保険は元本保証か?
個人年金保険も元本保証ではありません。
保険会社が倒産した場合の救済措置はあります。
しかし、元本保証では無く、その時の経済情勢などにより、戻ってくる元本が決まります。
その為、掛け金を下回る可能性もあるのです。
保険料控除に複利効果は無い
年間24万円の掛け金に対して、平均で約1万円の節税になるとしたら、約5%の運用利回りです。
来年の場合はどうでしょうか?
来年も約1万円の節税が出来るとしても、掛金は2年間で48万円ですので、運用利回りは約2.5%となります。
保険料控除は運用利回りで考えると毎年半減するのです。
つまり、積み上げた元本には利子が付かないうえに、保険料控除分にも利子が付かないのです。
運用に保険は適さない
以上のことから、運用をするのであれば保険は適しません。
また、個人年金保険は長期で資金が拘束されまます。
長期拘束、リターンの低さ、元本保証も100%では無い。
以上の事から、私は保険解約を行い、株式投資にシフトしました。
コメント