1.忸怩(じくじ)たる思いを経験したこと
我が社では、6年目あたりで昇級し、役職が付くのが平均的です。
私も新卒で入社し、何度も何度も辛い思いをしながらも、耐えながらサラリーマンとして会社に奉仕をしてきました。
当然、私も昇級するだろうと思っていました。
しかし、そうはなりませんでした。
当時は相当なショックを受けたものの「同期は先に昇級するけれど、翌年に自分も昇級すれば、まあ良いか」と自分に言い聞かせ、自分を納得させていました。
しかし、翌年も昇級しませんでした。
今回昇級しなかったことにより、1年下の後輩にも抜かれたことになります。
私の部署は専門性が高く、夜遅くまで残業しており、追い抜いていった同期や後輩よりも、努力し、結果を残していたと自負していたので、この結果には納得は出来ませんでした。
この時にはさすがに悔しくて泣いてしまいました。まさに忸怩たる思いです。(「忸怩たる思い」は誤用みたいですが、当時の凄まじく悔しい気持ちを表現するにはこの言葉しか思い浮かびません)
2.金銭面で差が出てきたこと
昇級が出来なかった結果、同期、後輩と給料の面で金銭的な差が出てきます。
それに加え、福利厚生の1つである、住宅家賃の補助も対象外となってしまいました。
妻の年収の方が高いと対象外となるルールなのです。
世帯としては収入が増えるから良いのでは?
と思うかもしれませんが、奨学金の返済や親への仕送りなどで、家賃に回せる余裕などありませんでした。
一方で、昇級した同期、後輩は家賃補助の対象にもなっています。年間で約100万円の金銭の差があったでしょう。
3.会社には期待しないと決めた
この昇級と家賃補助の出来事は私にとって納得の出来ない事象でした。会社への不信感、努力が報われない絶望感、悔しい気持ち、など様々な感情が溢れていました。
そして「会社には期待しない」と心に決めたのです。
とはいえ、金銭面の差については、どうしても埋めたいと思い、情報取集を始めました。
(当時は社食が500円で食べれましたが、節約や悔しい気持ちを忘れない為、自分で作ったおにぎり、味噌汁を持参し、毎日同じ物を食べ続けていたのは良い思い出です笑)
短期投資や節約など色々なことをしてきましたが、最終的に「FIRE」に出会うことができました。
この悔しい気持ちが無ければFIREに出会うことも無かったかもしれないと思うと、会社にも感謝しなければなりません。
皆さんも悔しい経験をしたことがあると思います。それを糧にできるかどうかで、違った人生になるかもしれませんね。
私は今も当時の悔しい気持ちは忘れていません。今後も忘れることは無いです。だからFIREを目指して頑張れるのです。
Don’t bend, don’t break, don’t back down
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